2016.12.30 黄泉比良坂
さて、ここからが本番です。
福山市の石槌神社から次に行ったのは、島根県松江市東出雲町揖屋にある、黄泉比良坂(よもつひらさか)です。
黄泉比良坂は、伊賦夜坂(いふやさか)とも言います。
イザナミが死んで、その死を受け入れられなかったイザナギが黄泉国(よもつくに)に会いに行きます。
行って見て初めて死の意味を知ったイザナギと、死して彼を愛していたイザナミの間で一悶着(ひともんちゃく)あり、結局は黄泉国からこの世へ逃げ帰るわけですけど、その場所が伊賦夜坂で、黄泉比良坂と呼ばれるようになりました。
あの、古事記・日本書紀に出てくる話からすると、あまりにコンパクトなのですが、確かにこの場所には神様がいると感じました。
もしかすると、この世の伊賦夜坂はコンパクトだけど、黄泉国視点で黄泉比良坂は広いのかもしれません。
向こうと こっちは別次元の世界なので、こちらで狭い小さいと思っても、向こうでは広大な面積を誇っている可能性はあります。
上の図が、また下手で分かりにくいかもしれませんが、黄泉比良坂・伊賦夜坂の入り口から左に行けば、右手に池があり 目の前に鳥居があります。
しかし、入り口から真っすぐ行けば道祖神である (黄)泉守道者(よもつもりびと)の碑があります。
そこからさらに真っすぐ行けば、住宅街に出ます。
もしここが、本物の心霊スポットなら、近くに人は住めないでしょう。
で、住宅街から元の場所に向かいます。
よく見ると左手に小さな道がありました。
行ってみると、どうも様子がおかしいのです。
写真では分からないかもしれませんが、折れたり倒れたりしているわけではないのに、まるで鳥居のようになっているのです。
たまたまなのかもしれませんが、ちょっと不思議でした。
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追記
本当は、木々の濃淡や光の加減なんですが、見ようによっては女性が優しく笑っているように見えます。
神聖な場所 なので、安易に ''心霊写真'' なんて言うつもりはないし、これはただの偶然だと思う。
でもこれは、イザナミ様の笑顔だということにしておきたいです。